・社会人になってから英語をやり直したいけど、何から始めればいいかわからない
・社会人になってから英語を習得するのは遅い気がする
・今更初めても遅い気がして、一歩が踏み出せない
社会人になってから英語学習をスタートしようとするも、忙しい生活の中で上手に学習時間を作れず、結局学習が続かず挫折してしまう人は非常に多いです。
私自身、留学経験ゼロ・完全独学でTOEIC875点(L445/R430)まで伸ばしましたが、その道のりは決して真っ直ぐではありませんでした。学校で教わったとおりの順番で勉強して、盛大に遠回りをしています。
本記事では、その遠回りの経験を踏まえて、社会人が英語をやり直すときの「正しい順番」と、働きながら学習時間を確保する方法をお伝えします。

社会人にとっての効率的な勉強法って?

私自身が実践してきた勉強法・ポイントを紹介します!
【最重要】英語やり直しで守るべき「正しい順番」

英語学習で挫折する人の多くは、努力が足りないのではありません。「全体像」を知らないまま、目の前の教材を進めてしまうのです。
全体像を知らないまま学習を進めることは、完成品がわからないのに食材を切ったり・煮込んだりするのと同じで、途中の手戻りが多くなり非効率な学習に繋がります。

私自身も遠回りを経験しましたが、結論としては英語力は下記の構造でできていると考えています!

この4つの基礎力+スピーキングは取り組む順番も非常に重要です。

なぜ発音を最初に取り組むべきなのか
理由はシンプルで、自分で発音できない音は、聞き取れないからです。
日本の英語教育では発音が最も軽視されてきました。だからこそ、ここを最初に押さえると圧倒的に差がつきます。
加えて発音を学ぶメリットは2つあります。
- 最初に正しい音を知ることで、以降の単語学習が全て「音付き」で定着する。初めて読む単語でも正しい発音が理解できる。
- 発音学習によりリスニング力が向上する
特に2つ目のメリットは非常に重要です。
多くの英語学習者がリスニング学習を進める際「なぜ聞き取れなかったのか」を論理的に理解することができないため、成長の機会を逃しているためです。

発音=リスニング学習の効率化にもつながるってことだね!
なお、目指すのは「ネイティブのような発音」ではありません。訛りは個性であって恥じるものではないからです。ただし“伝わらないレベルの音のズレ”は聞き手に負担をかけるので、そこだけは押さえておきましょう。
なぜ「話す練習」が最後なのか
「とにかく話せばいい」という意見をよく聞きます。
しかし私は、順番を間違えると逆効果だと考えています。
基礎ゼロの状態で話そうとするのは、空の箱から一生懸命何かを取り出そうとするのと同じです。まず箱に入れる(4つの基礎力)。それから、取り出す練習をする(スピーキング)。この順番は変えられません。

ただでさえ忙しい社会人が最初から全部を並行してやろうとすると、学習が分散して全て中途半端になりがち…
ステップ別|社会人のやり直し学習法と教材

順番がわかったところで、各ステップで具体的に何をするかをお伝えします。
STEP1|発音(目安:2〜4週間)
最初の2〜4週間で「音の土台」を作ります。
やることは2つだけです。
- 発音記号(IPA)を覚える
— 辞書の「暗号」が読めるようになると、正しい音を自力で確認できます。数十個なので2週間ほどで足ります - 音声変化のルールを知る
— リンキング(音の連結)や弱化(音の省略)。「知っている単語なのに聞き取れない」の正体はこれです
1日15分でも構いません。ここを飛ばさないことが、後のすべてを楽にします。
STEP 2|単語+文法(目安:1〜3ヶ月・並行して進める)
発音の土台ができたら、単語と文法を並行して進めます。
文法は範囲が有限な唯一の分野です。1〜2ヶ月の短期集中で網羅しきってしまいましょう。一方、単語は一生付き合う力なので、ここから始めてずっと続けるイメージです。
おすすめ参考書は下記です。
中学校3年間の英単語が1ヵ月で1000語覚えられる本
| 収録単語数 | 1000 |
| レベル | |
| 特徴 | ”必要な”中学英単語を厳選 |
| 必要日数 | 1か月~2ヶ月 |

正直中学英語から不安で基礎から始めたい…
中学単語から不安がある方は、まずこの1冊から。カラフルで見やすく、学習のハードルがぐっと下がります。
「中学レベルなんて簡単すぎるのでは」と思うかもしれませんが、日常会話の大半は中学レベルの単語で成立します。英語に苦手意識がある方はこの参考書から始めてみましょう!
Distinction 2000
| 収録単語数 | 2000 |
| レベル | |
| 特徴 | 圧倒的なクオリティの高さ |
| 必要日数 | 3か月~4ヶ月以上 |
中学単語に不安がない方は、こちらへ。私自身が3周した1冊で、TOEIC800点超えに大きく役立ちました。
場面別に単語が掲載されているので、ビジネス英語から日常会話まで幅広く対応できます。

私はこの単語帳を3周しました。
例文もプラクティカルな文章が多いです!
真・英文法大全
| レベル | |
| 特徴 | 網羅性の高さ、どのレベルでもOK |
| 必要日数 | 3か月~4ヶ月以上 |
文法書はこの1冊があれば十分です。網羅性が圧倒的で、「なぜそうなるのか」まで丁寧に解説されています。
ただし完璧主義にならないこと。文法の知識は非常に大切ですが「文法を意識しすぎて話せない」という状態に陥らないことは意識しましょう!

ボリュームは多いけど辞書のように長く使える1冊!
なお、単語帳選びをもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
STEP 3|リスニング(目安:3ヶ月〜)
基礎が固まったら、リスニングに取り組みます。おすすめはシャドーイングです。
シャドーイングとは、文字どおり影のように、音声の後を追いかけて発声する学習法です。
・自分の興味がある動画や音声で学習できる
・無料でできる
・リスニングだけでなくスピーキングの練習にもなる
・発音学習の復習・実践になる
正直にお伝えすると、効果が出るまでには3ヶ月〜半年かかります。しかし、シャドーイングはこれまでの学習内容を総動員して行う必要があるので、基礎力の定着には非常に効果的です。
特にSTEP 1の発音学習をしっかり行なった人ほど、シャドーイングの効果は跳ね上がります。
中級者以上の方も発音をしっかり学習してからシャドーイングをすると、以前よりも音がクリアに聞こえてくるはずです!
STEP 4|アウトプット(以降ずっと)
最後が実践です。読めるようになっても、話せるようにはなりません。
ここまで積み上げた4つの力を総動員する場が必要です。最も手軽で効果的なのがオンライン英会話です。

私はネイティブキャンプ
を長く使っており、総受講時間は100時間を超えています。
魅力は予約なしですぐ受けられる点です。「今すぐレッスン開始」を押せばその場で始められるので、スキマ時間を使いたい社会人にはぴったりです。
私自身、TOEICの勉強を特別していない時期に、オンライン英会話を続けただけで735点から820点まで上がった経験があります。話す練習は、試験のスコアにも効きます。
対人の英会話にまだ抵抗がある方は、AI英会話から始めるのも有効です。
働きながら学習時間を確保する方法


順番は分かったけど、そもそも学習時間はどうやって確保するの?

忙しい社会人はスキマ時間を活用するのがおすすめ!
私が実際に確保していた時間
正直にお伝えすると、私は働きながら1日2〜3時間の学習時間を確保していました。
ただし、これを最初から目指す必要はまったくありません。机に向かって3時間、という形ではなく、細かく分散させた合計です。
スキマ時間の使い分けが鍵
大切なのは「まとまった時間を作ろうとしない」ことです。
・移動時間:単語や文法 / リスニング
・昼休み:単語アプリ
・帰宅後:シャドーイングやオンライン英会話
このように場所と内容をセットで決めておくと、毎回「何をやろう」と考えずに済みます。判断を減らすことが、継続の最大のコツです。
続けるための3つの仕組み
意志の力に頼ると必ず切れます。仕組みで解決しましょう。
- 小さく始める — 1日5分・単語10個から。「物足りない」で止めるくらいがちょうどいい
- トリガーを決める — 「電車に乗ったら単語帳」のように、既存の習慣に紐づける
- 記録する — カレンダーに○を付けるだけでも、連続記録が途切れるのが惜しくなります

1度習慣化すればモチベーションに頼らず長く学習を継続できるようになるね!
社会人でゼロから学習を始めても遅くない理由

社会人から英語を始めるのって遅いのかな…
結論、社会人になってから英語を学習するのは決して遅くはありません!
その理由は以下の3つです。
- 学習の目的・目標がより明確
- アウトプットする機会がある
- 豊富な学習ツールを利用できる
学習の目的・目標が明確になりやすい
社会人の方は学生に比べて学習の目的・目標が明確になりやすい傾向にあります。
例えば社会人の方であれば「海外出張のため」「販社とのやり取りのため」など学生時代にはなかった学習の理由が生じます。
英語学習において目的・目標が明確になると習得のスピードが格段に早くなります!
これは脳がその情報を必要な情報として記憶しやすくなるからです。
英語を習得するスピードが以前よりも格段に早くなるため、ゼロから始めても短期間で英語を身に着けることができます!

ゴールが明確になれば、モチベも上がる!
アウトプットする機会がある
業務上英語が必要な方はアウトプットする機会があるのも理由の1つです!
英語を効率よく身につけるにはインプットだけでなくアウトプットする機会を作ることが非常に大切です。
例えばみなさんも学生時代に、赤シートで日本語の意味を隠して英単語を覚える勉強を行っていたのではないでしょうか?
人は学んだことを思い出そうとする際に知識が定着します。
その点、業務で英語が必要な方は学んだ知識がすぐに使える環境があるので、非常に効率よく学習を進めることができます!

オンライン英会話などで環境を作り出そう!
学習ツールが豊富で投資も可能
現代にはスマホやタブレットなどでも取り組める学習ツールが豊富です。
忙しい社会人の方でも簡単に学習をスタートできるため、学習時間を確保しやすい環境にあります!
さらに学生時代と違って金銭的にも余裕が生まれるため、AI英会話【スピーク】
などの有料サービスにも手が出しやすいと思います。
スキマ時間を有効的に活用することで、トータルの学習時間を確保できます。
社会人の英語やり直しに関するよくある質問
- Q30代・40代からでも間に合いますか?
- A
間に合います。前述のとおり、社会人は目的が明確で、投資もでき、アウトプット環境も作りやすいという利点があります。実際に私自身、学生時代に始めた学習を社会人になっても続け、働きながらスコアを伸ばしています。
- Q1日どれくらい勉強すればいいですか?
- A
理想を言えば1日1〜2時間ですが、最初は1日15〜30分で十分です。大切なのは時間の長さより「毎日触れる頻度」。小さく初めて大きく伸ばすことを意識しましょう!
- Q英会話スクールに通わないとダメですか?
- A
必要ありません。私自身、スクールにも留学にも頼らず875点まで到達しています。ただしアウトプットの場だけは必要なので、オンライン英会話などで補いましょう。
- QTOEICは受けたほうがいいですか?
- A
おすすめします。独学の最大の弱点は「自分の実力が客観的に分からない」ことです。TOEICを受けると数値で進捗が見えるので、成功体験につながりモチベーションが保てます。
まとめ

後に、本記事の要点をまとめます。
社会人の英語やり直しは遅くない。むしろ有利。 目的が明確・投資できる・アウトプット環境を作れる、という3つの強みがあります。
大切なのは、学習の全体像を捉えて正しい順番で積み上げること。
- STEP 1 発音(2〜4週間)— 自分で出せない音は聞き取れない
- STEP 2 単語+文法(1〜3ヶ月・並行)— 文法は短期集中、単語は継続
- STEP 3 リスニング(3ヶ月〜)— シャドーイングで耳を作る
- STEP 4 アウトプット(以降ずっと)— オンライン英会話で総動員
私は学校式の順番で始めて遠回りをしました。努力の量ではなく、順番の問題でした。

学習の全体像を意識して正しい順番で進めれば、より効率的英語を習得できるね!

その通り!中級者以上の人も今自分に足りない力をこれを機に見直してみよう!
全体像さえ持っていれば、独学でも迷わず進めます。あなたには、最短ルートで行ってほしいと思っています。
「自分の場合はどの順番?」を60分で一緒に整理しませんか
この記事で紹介した順番は、多くの方に当てはまる標準形です。ただし、現在のレベル・目的(英会話かTOEICか)・使える時間によって、最適なプランは変わります。
留学なし・独学でTOEIC875点まで来た私が、あなた専用の学習ロードマップを60分で一緒に作る個別相談をストアカで開講しています(参考書1冊分・1,500円)。
・全体像は理解できたけど、どこから始めたらいいのか決めきれない
・自分の目的に合わせて、どこから始めるべきか教えて欲しい
・参考書は買ったけれど、手が止まっている
\ 自分の目的に合った学習ロードマップを見つけてみる /
※しつこい勧誘は一切ありません。60分で持ち帰れる形にしてお渡しします。
理系出身サラリーマン。
TOEIC 875点(L445/R430)、TOEIC Speaking 160点、IELTS 6.5取得。
オンライン英会話の受講時間は約200時間(うちネイティブキャンプ140時間超)。
海外留学経験なし。働きながら独学のみ。
TOEICや英会話に関する情報を中心に皆さんの英語学習に役立つ情報を発信しています!









コメント