
- 毎日英語を聞いているのに、全く聞き取れるようにならない…
- 相手の言っていることがわからなくてイライラする…
頻繁に英語を聞いたり、リスニングの教材に取り組んでいるのに、一向に聞き取れるようにならないと辛いですよね。
しかし英語が聞き取れない原因は、才能ではありません。リスニングに必要な基礎と継続のコツを身につければ、誰でも英語は聞き取れるようになります。
| No. | 原因 | 解決策 |
| 1 | 正しい発音やルールを知らない | 発音記号の読み方と音のルールを身につける |
| 2 | ながら学習で「聞くだけ」になっている | 能動的な姿勢で、学習の機会を作り出す。 |
| 3 | 音源が自分のレベルに合っていない | 幅広いレベルに対応した教材を使う |
| 4 | 楽しみながら学習できていない | 自分の興味や目的に合った音源を使う |
本記事を読ことで、あなたが英語を聞き取れない原因と、今日の学習から実践できる解決策を知ることができます。
毎日のように英語を聞いているのに、なかなか上達が実感できない人にこそ読んでほしい内容です。まずは本記事の診断ツールから、原因を特定してみてください。
英語が聞き取れない原因は?まずはセルフチェック

下記の診断ツールから、あなたが英語を聞き取れない原因とその解決策を知ることができます。
リスニングのセルフチェック
聞き取れない理由を探してみよう
あてはまる項目にチェックすると、考えられる原因と解決策が表示されます。複数選んでもOKです。
表示された原因・解決策のリンクをクリック(タップ)すると、記事内の該当する見出しへ移動できます。
このチェックは学習を見直すための目安です。原因が複数重なることもあります。複数あてはまったら、取り組みやすい解決策から1つ試してみましょう。
原因①|正しい発音やルールを知らない
正しい発音知識が身についていないと、英語を聞き取るのに苦労してしまいます。
理由は次の2つです。
- カタカナ英語では限界があるから
- 自分で発音できない単語は聞き取ることができないから
発音をカタカナ英語や自己流で覚えていると、ネイティブの発音とのあいだにギャップが生まれます。その結果、聞き取りのたびに頭の中で変換が必要になり、話についていけなくなるのです。
例えばanimalは日本語だと「アニマル」ですが、実際は最初のaが「エ」、2つ目のiが「ア」に近い音になります。これを「アニマル」で理解しようとすると、「今のはアニマルだな」と一度考える手間が生まれてしまいます。
さらに、正しい発音知識がないと、正しい音を自分で出すこともできません。自分で発音できないということは、聞き取ることも難しくなります。
原因②|ながら学習で「聞くだけ」になっている
英語を「聞くだけ」では英語を聞き取れるようにはなりません。
聞き取れるようになるには「聞き取れない音」に対して「なぜ聞き取れなかったのか」を分析することが大切です。
たとえば単語1つでも「知っていたのに聞き取れなかった」のか「そもそも知らなかった」のかを考えて学習を進めることで、リスニング力を向上させることができます。

聞き取れない→分析する→再度聞いてみるというプロセスが大切です。
原因③|音源が自分のレベルに合っていない
使っている教材や動画が、自分のレベルに合っていないこともよくある原因の1つです。
難しすぎる音声を使うと、聞き取れない箇所が多すぎて、学習効率が低下します。さらに、モチベーションの低下にもつながり悪循環になる可能性があります。
たとえば、初心者が急にネイティブの日常英会話の速度について行こうとしても、使う語彙や細かなルールが身についていないので挫折する原因になります。

「また聞き取れなかった」という自責の念が学習意欲を下げてしまいます。
原因④|楽しみながら学習できていない
つまらない学習を無理に続けると、リスニング力は上達しにくくなります。
これは学習を長期的に続けることができなかったり、知識の定着が遅くなることが理由です。
たとえば「好きなゲームやアニメのキャラクターの名前はすぐに覚えられるのに、歴史上の人物になるとなかなか名前が覚えられない」という経験と似ています。
気が進まない学習方法を無理に続けても、聞き取りの能力は上がりにくくなります。
原因別!英語を聞き取れる方法4選

各原因別で、実践するべき学習法は次の4つです。
- 発音記号の読み方と音のルールを身につける
- 能動的な姿勢で、学習の機会を作り出す。
- 幅広いレベルに対応した教材を使う
- 自分の興味や目的に合った音源を使う
方法①|発音記号の読み方と音のルールを身につける
発音記号や音のルールとは次のような内容を指します。
- 音のつながり
- 「check it out」は音がつながり、「チェケラウ」と聞こえる
- 発音記号(単語の横に書いてある /hæt/ のような記号)
- hat・hot・hutはカタカナではどれも「ハット」だが、発音記号を見ると母音がすべて違うとわかる
発音記号や音のルールを身につけることで、リスニング力を向上させることができます。
主な理由は次の2つです。
- 正しい発音で英語を話せるようになるから
- なぜ聞き取れなかったのかを自分で分析できるようになるから
発音記号などをベースに論理的に考える力が身につけば、日常の学習の機会を最大限活用することができるようになります。

発音学習でおすすめの動画はだいじろーさんのYouTube動画です。
方法②|能動的な姿勢で、学習の機会を作り出す。
普段「ながら学習」をしている人は、「自分から英語力を向上させる機会を作り出す」ことを意識してみましょう。
知らない単語や表現を調べることで、少しずつ英語が聞き取れるようになります。
たとえば、家事をしながらPodcastを聴いているとき、知らない単語が出てきた場合は、その単語をメモしておいて後で調べてみることで、学習の機会を自分で作り出すことができます。

私は携帯のメモ帳に、聞き取れなかった箇所の再生時間をメモして、後から聞き返していました
方法③|幅広いレベルに対応した教材を使う
自分のレベルに合った教材を見つけるには、幅広いレベルに対応した教材を使うと、時間も費用も抑えることができます。
動画や参考書では、自分に合ったものを探すのに時間と気力が必要になります。さらに、自分のレベルが上がった時にまた新しい動画や教材を見つける必要が出てくるため、費用もかかります。
そこでおすすめは、スタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)です。
ドラマ仕立てのレッスンとディクテーション機能で、簡単な英会話からレベルの高い会話の聞き取り能力も向上させることができます。
さらに単語クイズやレッスン動画での解説も備わっているので、リスニングだけでなく、単語・文法などのインプットにも最適です。
次のリンクから1週間の無料トライアルを試すことができるので、1つのアプリで学習を完結させたい方はぜひためしてみてください。
方法④|自分の興味や目的に合った音源を使う
リスニング力向上のために、つまらないと感じるアプリや参考書を使う必要はありません。
自分の興味や目的に沿った音源を使うことで、モチベーションが高まり、リスニング力の向上につながります。
私はTOEICのリスニング対策で、公式問題集を使っていましたが、試験対策のためだけに学習を続けようとすると、モチベーションが下がってしまいました。
そこで、自分が好きなYouTube動画のシャドーイングを取り入れて、楽しく学習を続けられるよう工夫を行いました。結果的にリスニングでは450点を取ることができました。
実際に私がよく見ていたYouTuberやPodcastのチャンネルは次の3つです。
私が失敗したリスニング学習法3つ

私はTOEICのリスニングで495点中460点を取得しています。
しかしその裏には、効率の悪いリスニングの勉強法を実践していた時期もありました。
私が実際に行って失敗した勉強法は次の3つです。
- 内容をノートに書き留める
- いろんなアクセントを身につけようとする
- 聞き取れなかったら聞き流す
失敗①|内容をノートに書き留める
音声を聞いて、内容を文字で書きとる「ディクテーション」は私には合いませんでした。
文章をすべて書き取るのに時間がかかり、学習の効率が落ちてしまったからです。実際に次のような内容をノートに書き込んでいました。

ディクテーションには一般的に次のようなメリットが存在します。
- 聞き取れなかった箇所が明確になり、分析しやすい
- 発音のルールを意識しやすくなる
一方で、私が感じたデメリットは以下の2つです。
- 文章を全て書きとる必要があるので、シャドーイングに比べて学習効率が落ちる
- 短時間の音声を選ばないと、モチベーションが続かない
そこでおすすめしたいのが、「聞き取れなかった箇所だけを書き取る」方法です。これなら苦手な部分をはっきりさせつつ、書き取りに時間を取られることもありません。
シャドーイングの具体的なやり方に関しては次の記事で解説しています。
▶︎シャドーイングのやり方に関する記事を読む
1文を全て文字にする必要はありません。
部分的に書きとることで学習効率をアップさせることができます。
失敗②|いろんなアクセントを身につけようとする
アメリカ英語やイギリス英語など、複数のアクセントを同時に学んでしまったのも失敗でした。
理由は自分にとっての正解が複数できてしまうからです。
たとえば「little」という単語の発音記号は、アメリカ英語とイギリス英語で次のような違いがあります。
- アメリカ英語 /ˈlɪt̬l/:tが「ラ」に近い音に変わり、「リル」や「リドゥル」のように聞こえる
- イギリス英語 /ˈlɪtl/:tをはっきり発音し、「リトゥル」のように聞こえる
単語単位で違うアクセントを習得していると、自分都合で正解の音を決めることにつながり、聞き取れない音を聞き取れるようにする学習ができません。
まずは習得したいアクセントを1つピックアップして、ベースを作るようにしましょう。
さまざまなアクセントを混ぜると、話し相手にとって聞き取りづらい英語にもつながります。
失敗③|聞き取れなかったら聞き流す
聞き取れなかった部分をそのまま聞き流す習慣では、リスニング力は伸びませんでした。
聞き取れなかった箇所こそ、自分の弱点がはっきり表れる部分です。そこを聞き流してしまうと、せっかくの成長の機会を逃すことになります。
学校のテストと同じで、間違えた問題を見直すことで自分の弱点が分かり、次は解けるようになります。
そこでおすすめなのが、YouTubeの自動字幕機能やスクリプトを見ながら音声を聞くことです。文字で理解することで、後から単語の意味や発音を確認することができます。

理解できなかった内容を全て網羅する必要はありません。
1つ2つでも調べるだけで、リスニング力向上につながります。
実践例|忙しくても取り組める学習スケジュール

- 平日は忙しくて勉強時間が確保できない…
- まとまった勉強時間を確保するのが難しい…
家事や仕事で忙しい日々を送っていると、まとまった勉強時間を確保するのは難しいですよね。
しかし、多忙な社会人でも平日と休日の学習方法を変えることで、少しずつ英語を聞き取れるようになります。実際に私は、働きながらTOEIC875点を獲得しました。
ここからは実際に私が実践していた学習スケジュールを平日と休日に分けてご紹介します。
平日|スキマ時間を最大限に活用
私が平日に行っていた学習スケジュールは次のとおりです。


平日はまとまった時間を作るのが難しいため、スキマ時間の活用が大切です。
平日|朝
朝は通勤電車の中でYouTubeに保存した動画を字幕付きで視聴していました。視聴中に意識していたポイントは次の2つです。
- 分からない単語は必ず調べること
- 聞き流しをせず、内容を理解しようとすること
動画を見るだけではリスニング力は向上しません。聞き取れなかった箇所や分からない語彙を調べるようにしましょう。
YouTube premiumを使えば、オフラインで動画を保存することができます。
平日|夜
帰宅後はYouTubeやTED Talkを使ってシャドーイングを行っていました。ここで意識していたポイントは次の2つです。
- 1つの文章(区切り)を30回以上は読み上げること
- 長いコンテンツは細かく分けて取り組むこと
長い動画や音声を1度に全てシャドーイングしようとすると、なかなかついていけずに挫折しやすくなります。

Ted Talk公式はスクリプトの文章をクリックすれば、その箇所へ動画がスキップされる機能があり、シャドーイングとの相性が良いです。
また、時間がある日はオンライン英会話にも取り組んでいました。
英会話に取り組むことで、日中に学んだ単語や表現をアウトプットし、知識の定着ができるためです。さらに、学んだ単語を自分で発音できるようになるので、リスニング力の向上にも大きく役立ちました。
私が使っていたオンライン英会話のネイティブキャンプに関しては、次の記事をご覧ください。
▶︎ネイティブキャンプの体験談に関する記事を読む
休日|まとまった時間で集中して取り組む
私が休日に行っていた学習スケジュールは次のとおりです。

休日はまとまった時間(4〜5時間程度)を取ることができたため、主に次の3つに取り組んでいました。
- オンライン英会話
- YouTubeやTED Talkを使ったシャドーイング
- 単語学習
特にオンライン英会話は、リスニング力の向上に役立ちました。
英会話では、英語を日本語に訳さず、英語のまま理解する練習ができるからです。
たとえば、appleという単語を聞いたときに、頭の中で「apple=りんご」と変換していると、そのぶん理解が遅れてしまいます。単語ひとつなら小さな差でも、会話では文が次々と続きます。訳しているあいだに、相手の話はどんどん先へ進んでしまうのです。
そのため、英会話では和訳のプロセスをなくして、英語を英語で理解する力を身につける必要があります。
このように、英会話で「和訳のプロセスを省く練習」を重ねることで、聞いた英語をすばやく理解できるようになりました。これがリスニング力の向上につながったのです。

ネイティブキャンプは24時間365日受け放題で、休日に2〜3レッスンまとめて受講していました。
もう悔しい思いはしない!リスニングの上達を確認する方法

上達が実感できれば、達成感を得ることができ、学習を継続しやすくなります。
リスニング力の向上を実感するための方法は次の4つです。
- 資格試験を受けてみる
- 英語で会話してみる
- 自分のレベルより1段階上の音声に挑戦してみる
- 洋画を見てみる
方法①|資格試験を受けてみる
資格試験を使えば、自分のリスニング力の上達を実感することができます。
感覚ではなく数字でスキルを把握することができるためです。さらに、高得点が取れれば自身のキャリアアップにもつながる場合があります。
資格試験をマイルストーンに用いることで、上達を定量的に把握することにつながります。
リスニングの上達を実感するために受験する場合、無理に資格試験対策をする必要はありません。
方法②|英語で会話してみる
英会話に挑戦してみるのも、上達を実感できる方法です。
実際の会話で相手の英語を聞き取れると、「使えるリスニング力が身についている」と実感でき、達成感につながります。
たとえば私は、最初は聞き返してばかりだった講師の質問に、すぐ答えられるようになった瞬間は上達を実感できました。教材の音声を聞き取れたときとは違い、「伝わった」「会話が続いた」という手ごたえがあるのが英会話の魅力です。
オンライン英会話を始めるなら、ネイティブキャンプがおすすめです。
レッスンが受け放題で、レッスン時間も5〜25分の間で調整することができるため、「今日は10分だけ空いた」という日でもスキマ時間に英会話に挑戦できます。
回数を気にせずレッスンを受けられるので、上達を実感するまで続けやすいのもうれしいポイントです。
無料体験もあるので、まずは1回レッスンを受けて、自分の英語がどこまで通じるか試してみてください。
方法③|自分のレベルより1段階上の音源に挑戦してみる
いつもより少し難しい音声にチャレンジしてみることは、手軽に上達を実感できる方法の1つです。
以前は全く聞き取れなかった内容でも、わかる単語や表現が増えると達成感を得ることができます。
たとえば、日常英会話に関するコンテンツを聞いている人は、AIや睡眠に関する動画など、より難しいトピックに関する動画がおすすめです。
私は次のような動画を使って、リスニング力の上達を実感していました。

自分が今抱えている悩みや、興味のあるトピックの動画を見ることが大切です。
方法④|洋画を見てみる
リスニングの上達を確かめたいなら、洋画を見てみるのもおすすめです。
映画のセリフは、教材と違ってスピードも発音も実際の会話に近いからです。さらに、楽しみながら学習できるので気軽に始めることができます。
たとえば、以前に日本語吹き替えで見たことのある作品を、英語音声・英語字幕で見直してみてください。ストーリーを知っているので、内容についていけなくなる心配がありません。そのぶん、英語そのものに集中できます。
確かめるときは、次のように段階を分けるのもおすすめです。
数か月おきに同じ作品を見直すと、聞き取れるセリフが増えていくのがわかり、勉強を続けるはげみにもなります。

楽しみながら成長を確認できる洋画で、自分のリスニング力をチェックしてみてください
まとめ|学習のポイントをおさえれば英語は聞き取れるようになる

本記事では、英語を聞き取れない原因を特定し、それらに対する学習のポイントを解説しました。
各原因別の対処法は次のとおりです。
| No. | 原因 | 解決策 |
| 1 | 正しい発音やルールを知らない | 発音記号の読み方と音のルールを身につける |
| 2 | ながら学習で「聞くだけ」になっている | 能動的な姿勢で、学習の機会を作り出す。 |
| 3 | 音源が自分のレベルに合っていない | 幅広いレベルに対応した教材を使う |
| 4 | 楽しみながら学習できていない | 自分の興味や目的に合った音源を使う |
原因が複数あてはまる場合や、意識できていないポイントは1つずつこなしていくことで、着実にあなたのリスニング力は向上します。
リスニングだけでなく、学習の全体像を把握したい方は次の記事もあわせてご覧ください。
▶︎社会人が英語を学び直すための方法に関する記事を読む
理系出身サラリーマン。
TOEIC 875点(L445/R430)、TOEIC Speaking 160点、IELTS 6.5取得。
オンライン英会話の受講時間は約200時間(うちネイティブキャンプ140時間超)。
海外留学経験なし。働きながら独学のみ。
TOEICや英会話に関する情報を中心に皆さんの英語学習に役立つ情報を発信しています!


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