
英語の発音なんてある程度話せるようになってから勉強すればいいよね?

発音こそ初心者の段階で取り組むべき内容だよ!
「英語の発音って、ある程度話せるようになってから勉強すればいいよね?」
こんな風に思っていませんか?
実は、発音学習は英語初心者だからこそ最初に取り組むべきなんです。

僕も最初は「発音なんて後回しでいいや」と思ってました。
でも、TOEICのスコアが上がっても話すときに全然通じなくて…
本記事では、英語学習を始めたばかりの方に向けて、発音学習の基本中の基本をお伝えします。
「発音なんて難しそう…」と思うかもしれませんが、ポイントを押さえれば意外と簡単なんです。
最後まで読んでいただければ、今日から発音学習を始められるはずです!
なぜ英語初心者こそ発音学習が必要なのか?

初心者こそ発音学習をやらなければならない理由は以下の3つです!
1. 早い段階で正しい音を学習できる
2. リスニングが飛躍的に向上する
3. 英語学習のモチベーション維持につながる
早い段階で正しい音をインプットできる
英語学習において、最初に覚えた音や発音は後から修正するのが困難です。
例えば、「Apple」を「アップル」と覚えてしまうと、正しい「æ」の音(日本語の「ア」と「エ」の中間音)に修正するのは時間がかかります。
初心者のうちに正しい発音を身につけておけば、その後の学習がスムーズに進みます!

いわゆる日本人アクセントを無くすためには正しい発音を知ること!
リスニング力が飛躍的に向上する
自分で発音できない音は聞き取ることも難しい
発音学習を通じて英語の音を理解すると、自然とリスニングも向上します!
また「単語を単体で聞いたら分かるけど、文章になると分からない」という場合も、自分で発音できない可能性が非常に高いです。
TOEICのリスニングセクションでも、発音を理解している人の方が高得点を取りやすいという統計もあります。
英語学習のモチベーション維持につながる
「ネイティブっぽく話せた!」という成功体験は、英語学習のモチベーション維持に大きく貢献します。
例えばオンライン英会話で講師の方に発音を褒めてもらえると「次も頑張ろう!」という気持ちになります。
特に初心者の方は、小さな成功体験の積み重ねが継続の鍵となります。

発音が少しでも上達すると、英語を話すのが楽しくなるんです。
この楽しさが学習継続の原動力になります!
初心者が絶対に押さえるべき発音学習の3つのポイント

発音学習の際のポイントは以下の3つ!
1. 習得したいアクセント(方言)選ぶ
2. IPA(国際音声記号)は必ず学習すること
3. 声に出して読むこと(音読の重要性)
習得したいアクセント(方言)選ぶ
英語には様々なアクセント(方言)があります。
- アメリカ英語
- イギリス英語
- オーストラリア英語
- カナダ英語
初心者の方は、まず1つのアクセントに絞って学習することが重要です。
なぜアクセントを選ぶ必要があるのか?
複数のアクセントを同時に学習すると、音の違いに混乱してしまい、どれも中途半端になってしまう可能性があります。
おすすめのアクセント選択基準
1. アメリカ英語
2. イギリス英語

迷ったらアメリカ英語がおすすめ!
日本の英語教育はアメリカ英語ベースなので、学習しやすいでしょう。
IPA(国際音声記号)は必ず学習すること
**IPA(International Phonetic Alphabet)**とは、世界共通の発音記号のことです。
「発音記号なんて難しそう…」と思うかもしれませんが、IPAを覚えることで発音学習の効率が劇的に向上します。
IPAを学ぶメリット
1. 正確な発音がわかる
→ 辞書や単語帳の発音記号を見るだけで、正しい発音がわかるようになります。
2. 発音の違いを理解できる
→ 似ている音の違いを明確に区別できるようになります。
3. 自主学習が可能になる
→ 先生がいなくても、自分で正しい発音を学習できます。
日本人が特に覚えるべきIPA
母音
- /æ/ → cat, apple
- /ʌ/ → cup, love
- /ɜː/ → bird, work
- /ə/ → about, banana
子音
- /θ/ → think, thank
- /ð/ → this, that
- /r/ → red, right
- /l/ → light, love
まずは日本語にない音から重点的に覚えましょう。
特に /θ/ と /ð/ の違いは日本人が苦手とする代表的な音です。
IPAの効果的な学習方法
1. 音と記号を一致させる
→ 音を聞きながら、対応するIPAを確認する練習をしましょう。
2. 単語例と一緒に覚える
→抽象的な記号だけでなく、具体的な単語と一緒に覚えると定着しやすくなります。
3. 毎日少しずつ
→一度に全てを覚えようとせず、毎日5個ずつなど、少しずつ覚えていきましょう。
ポイント3:声に出して読むこと(音読の重要性)
発音学習において、実際に声に出して練習することは絶対に欠かせません。

声に出すと記憶にも定着しやすくなるよ!
効果的な音読のやり方
- まず正しい音を聴く
→ネイティブの発音を最低3回は聞くようにしましょう - ゆっくりとマネする
→最初はスピードよりも正確性を重視 - 録音して徹底的にチェックする
→自分の発音を録音し、お手本と比較してみましょう - 繰り返し練習
→同じ文章を最低10回は音読しましょう

恥ずかしがらずに大きな声で練習することが大切!
小さな声だと、正しい発音ができているか分からないんです、、
音読練習におすすめの教材
初心者向け
- 中学英語の教科書
- 簡単な英語の絵本
- 基本的な英会話フレーズ集
少し上達してきたら
- TED Talksの短いスピーチ
- BBC Learning Englishの記事
- 洋楽の歌詞(ゆっくりとした曲)

シャドーイングと組み合わせるとさらに効果を期待できるよ!
発音学習でよくある間違いと対処法

初心者の方こそ良いスタートを切るために以下の3つの点に注意して学習を進めてください!
1. 完璧を求めすぎる
2. 聞くだけで発音練習をしない
3. カタカナ英語で覚える
間違い1:完璧を求めすぎる
どの学習でも言えることですが、完璧を求め過ぎないように注意しましょう。
完璧主義はモチベーションを低下させる原因となります。
問題点
完璧な発音を最初から求めすぎて、なかなか話せなくなってしまう。
対処法
まずは「通じる発音」を目指しましょう。100点満点のうち70点を目指すくらいの気持ちで十分です。
間違い2:聞くだけで発音練習をしない

自分の発音とネイティブの発音が全然違う、、
こんな人に限ってリスニングだけに力を入れている人が多いです。
必ず音読(声に出す)ことを徹底しましょう!
問題点
リスニング教材を聞くだけで、実際に声に出して練習しない。
対処法
「聞く:話す = 3:7」の割合で練習しましょう。
聞くよりも話す練習に時間をかけることが重要です。
間違い3:日本語に置き換えて覚える
「相手にとっても聞きやすい英語」を扱うためにはカタカナ英語から脱却する必要があります!
問題点
「work = ワーク」のように、日本語のカタカナで覚えてしまう。
対処法
必ずIPAと一緒に覚え、英語の音として認識しましょう。
カタカナ英語は日本人同士では通じますが、ネイティブには通じないことが多いです。
今すぐ始められる発音学習の具体的なステップ

ステップ1:基本的なIPAを覚える(1週間目)
まずは最重要な10個のIPAから始めましょう。
覚えるべきIPA
- /æ/ – cat
- /ʌ/ – cup
- /ɜː/ – bird
- /θ/ – think
- /ð/ – this
- /r/ – red
- /l/ – light
- /ʃ/ – ship
- /ʒ/ – measure
- /ŋ/ – sing

日本語にない発音は最初に徹底して理解するようにしよう!
ステップ2:単語レベルでの発音練習(2週間目)
IPAを覚えたら、実際の単語で発音練習をしましょう。
練習方法
ステップ3:文レベルでの発音練習(3週間目以降)
単語の発音に慣れてきたら、文章レベルでの練習に移りましょう。
おすすめの練習文
- Hello, my name is [your name].
- I’m from Japan.
- Nice to meet you.
- How are you today?
- Thank you very much.
ステップ4:継続的な音読練習
毎日最低15分は音読練習を続けましょう。
練習スケジュール例
- 月曜日:基本母音の練習
- 火曜日:基本子音の練習
- 水曜日:単語の練習
- 木曜日:短文の練習
- 金曜日:会話文の練習
- 土曜日:復習
- 日曜日:自由練習
発音学習におすすめのツール・アプリ

無料で使えるツール
1. Google翻訳
- 発音記号の確認
- 音声の再生
- 自分の発音チェック
2. Forvo
- ネイティブの発音が聞ける
- 様々なアクセントが確認できる
- 無料で利用可能
- イギリス英語の発音学習
- 豊富な練習教材
- IPAの説明も充実

最初は無料ツールで十分!
慣れてきたら有料ツールに切り替えてみてください
有料だけど効果的なアプリ
ELSA Speak

- AI による発音チェック
- 個人の弱点を分析
- 段階的な学習プログラム
2.Sounds Pronunciation

- IPAの詳しい解説
- 口の動きの動画付き
- 系統立てた学習が可能
よくある質問(FAQ)

Q1: 発音学習にはどのくらいの時間が必要ですか?
A1: 個人差はありますが、基本的な発音をマスターするには3-6ヶ月程度が目安です。
毎日15-30分の練習を継続することが重要です。
Q2: 年齢が高くても発音は上達しますか?
A2: はい、年齢に関係なく上達は可能です。
大人の方が理論的に学習できる分、効率的に上達できる場合も多いです。
Q3: アメリカ英語とイギリス英語、どちらを選ぶべきですか?
A3: 日本ではアメリカ英語の方が馴染みがあり、教材も豊富なのでおすすめです。
ただし、個人の好みや将来の目標に応じて選んでください。
Q4: 発音記号(IPA)を覚えるのが難しいです…
A4: 最初は主要な10-15個から始めて、毎日少しずつ覚えていきましょう。
具体的な単語例と一緒に覚えると定着しやすくなります。
Q5: 一人で練習していて、正しく発音できているか不安です
A5: スマホの録音機能を使って自分の発音を客観的にチェックしたり、発音チェック機能があるアプリを活用したりしましょう。
まとめ:今日から始める発音学習

この記事でお伝えした内容をまとめます!
1. アクセントを選ぶ
2. IPAを学習する
3. 声に出して読む
発音学習は学習範囲に限りがあるため、短期間でも十分に効果を得られます!
1. 基本的なIPAを1つ覚える
2. Google翻訳で好きな単語の発音を聞いてみる
3. 5分間、声に出して英語を読んでみる
発音学習は英語初心者だからこそ取り組むべき分野です。
完璧を求めず、継続することが最も重要です!
理系出身サラリーマン。
TOEIC 820点、IELTS 6.0取得。オンライン英会話受講時間100時間以上。
海外留学経験なし。
TOEICや英会話に関する情報を中心に皆さんの英語学習に役立つ情報を発信しています!
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