こんな悩みはありませんか?
- 英単語がなかなか覚えられない
- 毎日忙しくて学習時間がない
- 効率的に英語学習を進めたい
単語学習は英語力の土台。
しかし「時間がない」「何度試しても続かない」と挫折してしまう人がほとんどです。
私自身もかつて「今日は疲れたから…」と先延ばしにし続け、何度も学習を中断した経験があります。。
しかし短い時間でもコツさえ押さえれば、驚くほど効率的に覚えられます。
今回紹介する方法を実践し私はTOEIC820点を取得することができました!
本記事では、忙しいあなたでも毎日たった10分で実践できる、厳選した英単語学習法を10種類ご紹介します!
これらを取り入れれば、「やらなきゃ…」が「やりたい!」に変わり、ついには英単語学習が楽しい習慣に変わるはずです!!

単語学習のカギは「短い時間で最大の効果を!」
今回紹介する方法を実践して英語力を爆増させよう!!
初心者がやりがちな3つの間違った学習

初心者の方がやりがちな3つの間違った英単語学習法を紹介します。
- 単語だけで覚えようとする
- とりあえず単語帳を1周しようとする
- アウトプットをしない
これらはどれも学生の頃に行っていた内容で一見すると間違った学習法には思えません。
しかし上記3つの勉強法は「受験勉強」「資格勉強」など、どんな目的で勉強していても基本的には非効率な学習に繋がります。
ではその理由は、、? 1つずつ見ていきましょう!
単語だけで覚えようとする
皆さんは単語を覚えるとき、英単語と和訳を一対一で覚えようとしていませんか?
多くの単語帳が英単語と和訳を一対一で覚えさせる構造になっていますがそれでは非効率です。
理由は会話での使われ方や細かいニュアンスがイメージできず、記憶に定着しにくい覚え方だからです。
さらに単語によっては、堅苦しい和訳になっていて意味を想像しにくい単語も存在します。
(Contribute「貢献する」などが良い例です)
単語学習の際に常に単語と和訳を一対一で覚えようとすると「いざその知識を使おうとなった時に使えない」といった問題が生じてしまうのです。

英会話やリスニングが苦手な人は、この覚え方をしている人が多い、、
とりあえず単語帳を1周しようとする
新しい単語帳を購入した際「まずは1周終わらせる」という事を目標にする方が多いと思います。
しかし何も考えずに単語帳を1周しようとするのは非常に危険です。
復習をせずに次へ次へと進めてしまうと、せっかく覚えた単語をすぐに忘れてしまうからです。
有名なエビングハウスの忘却曲線によると、20分後に42%忘れ、1時間後には56%忘れ、翌日には74%忘れているとされています。

(出典 : Ebbinghaus Forgetting Curve (Definition + Examples) – Practical Psychology)
つまり復習をせずに単語を覚えようとしても7割以上の単語は既に忘れていることになり、非常に非効率な学習になってしまいます。
アウトプットをしない
多くの人が忘れがちなのがインプットだけ行ってアウトプットをしないという事です。
しかし記憶の定着にはアウトプットが必要不可欠です。
人は記憶を想起する(思い出そうとする)ことで記憶の定着を図ることができます。
Trends in Cognitive Sciences誌のレビュー論文によると、初期学習後にテストを行ったグループとそうでないグループを比較すると約3倍もテストの成績に差があったことを示しています。

(出典 : The critical role of retrieval practice in long-term retention)
さらにテスト後にフィードバックを受けた生徒は、その後のテストでよりよい成績をとることができています。
例えば皆さんも学生の頃、授業で習ったことを覚えるために、問題集や小テストを使っていたのではないでしょうか?
これらも立派なアウトプットの一つです。
単語学習も同じで覚えた単語を実際に使わなければ記憶の定着を図ることはできません。
インプットとアウトプットは必ずセットで行う習慣をつけるようにしましょう。

単語のアウトプット法についてはこの先をチェック!
英語単語完全ガイド10選

やりがちな3つの間違った学習法を避けたうえで、より効率良く単語力を上げるために以下の10点を学習に取り入れてみましょう!
- 文脈学習による例文作成
- イラストを使った連想記憶
- マルチモーダル学習:書く・声に出す・聞くの三位一体
- 関連語セット学習:意味や語源ごとにグループ化
- スペースドリピティション(間隔反復)を行う
- 語源学習で接頭辞・接尾辞をマスター
- オンライン英会話
- スキマ時間活用術:通勤・休憩中の5分学習
- アプリ・単語帳などのツール活用
- シャドーイング
1つずつ意識するべきポイント・やり方を紹介していきます!
文脈学習による例文作成
「単語と和訳を一対一で覚える」といった学習法から脱却するためには、文脈学習による例文作成が効果的です。
文脈学習とは、単語を実際の使用場面で見て、自分自身で例文を作成することにより理解を深める学習法です。
例えば私はYouglishというサイトを使って実際に使われている場面を検索、それを見て細かいニュアンスも理解し、実際に例文を作っていました。

(出典 : Youglish)
これにより単語への理解が深まるだけでなく、記憶の定着率も大幅に上がりました!
全ての単語に対して行うのは難しいと思いますが、「和訳が堅苦しくてよく分からない」「実際にどのような場面で使われているのか知りたい」という場合はおすすめの学習法です!

例文を作るだけなら簡単にできる!
簡単な単語は例文作成だけでも行うようにしてみよう!
イラストを使った連想記憶
「和訳は分かるんだけど中々覚えられない、、」「文章を読むのが遅い」という方はイラストを使った学習法がお勧めです!
単語をイラストと紐づいて覚えることで、記憶の定着率があがるだけでなくスムーズにアウトプットできるようになります!
例えば皆さんは「document」と聞いたら、いちいち頭の中で「document」=「文書」と和訳してから理解しますか?

和製英語になっていることもあり、和訳しなくても何となく報告書やレポートのような物が頭に描かれるのではないでしょうか?
これと同じことを他の単語にも適用してみましょう!
「○○ イラスト」と調べれば単語のイメージをつかむことができます。
また文脈学習による例文作成と組み合わせて、実際の場面とセットで覚えるのも効果的です。

「英会話の際に中々単語が出てこない」という方にもおすすめ!
マルチモーダル学習:書く・声に出す・聞くの三位一体
最も手軽でかつ効果的な方法はマルチモーダル学習です。
これは複数の情報(モダリティ)を組み合わせて行う学習の事です。
英単語学習において効果的なのは「書く・声に出す・聴く」といった五感を使って覚える方法です。
例えば「単語を覚えるときに紙につづりを書いてみる」「音読しながら発音とセットで覚える」「耳で聞きながら学習する。」といった方法です。
特に耳を使って単語を覚えることは通勤・通学中など場所を問わず可能なのでおすすめです。
(CD付きの単語帳おすすめはこちらをご覧ください。)
また、ジェスチャーを使って覚える方法も記憶の定着に役立ちます。
例えば「Turn around」という表現を覚える際「実際に反対方向に体を向けてみる」といった覚え方です。
これらの効果は科学的にも効果があることが証明されており、小学生を対象にした実験ではジェスチャー群・イラスト群とも無付加群より高得点で、効果は6ヶ月後まで持続したという研究結果もあります。

(出典 : Learning Foreign Language Vocabulary with Gestures and Pictures Enhances Vocabulary Memory for Several Months Post-Learning in Eight-Year-Old School Children)
単語を覚えるときは目だけでなく耳や他の五感を刺激することを意識してみましょう!
関連語セット学習:意味や語源ごとにグループ化
単語を覚える際は関連語も意識して覚えるようにしましょう!
既に覚えている別の単語とセットで覚えることで記憶の定着を図ります。
これはいわゆる「チャンク化」と呼ばれる学習法で「既に覚えている物事に新しく覚える物を紐づけることでグループ化して覚えやすくする」学習法です。
例えば「utilize : 活用する」という語彙は「use : 使う」と類義語に当たります。
utilizeだけでは難しく馴染みがないかもしれません。
しかし、useに置き換えることで簡単に覚えることが可能です。
日々の学習でも「もっと簡単な語彙に置き換えられないか?」という事を意識すると、難しい単語もスムーズに覚えることができます!

リーディングやスピーキングでも非常に大切な考え方!
より簡単な語彙に置き換えることで、スムーズなアウトプットにつながる!
スペースドリピティション(間隔反復)を行う
スペースドリピティションとは覚えたい情報を忘れる直前で再度思い出す学習法です。
エビングハウスの忘却曲線によると、20分後に42%忘れ、1時間後には56%忘れ、翌日には74%忘れているとされています。
この学習法はそれを利用して記憶の定着力を上げる学習法です!
おすすめの復習期間は
上記の期間で復習を行うことで完全に忘れてしまう前に記憶を定着させることができます!

Ankiなどのアプリを使えば管理も楽!
語源学習で接頭辞・接尾辞をマスター
語源や接頭辞・接尾辞を知っておくと、分からない単語や表現も意味がある程度予測できるようになり、効率よく覚えることができます。
接頭辞とは語幹の前につく短い言葉(語素)の事です。
例えば”possible「可能な」”に”im”という接頭辞を付けると”impossible「不可能な」”という意味になります。
接尾辞とは逆に語幹の末尾につけられる言葉の事です。
例えば”beauty「美」”は”-ful”をつければ”beautiful「美しい」”になります。
このように接尾辞と接尾辞を押さえておけば、語幹にある言葉さえ知っていれば意味をある程度推測できるようになります。
単語を覚える際にも、覚えなければならない量が減るので学習効率が上がります!
この学習法に特化したおすすめの単語帳は肘井学先生の書かれた語源とマンガで英単語が面白いほど覚えられる本です!
333個の英単語は、日常英会話、英検、TOEIC、など様々な場面で使用頻度が高いものばかりを集めており、様々な目的で使えるのも魅力的です!
オンライン英会話
オンライン英会話は最強のアウトプットツールです!
英単語を効率良く覚えるためにはインプットと並行してアウトプットも行う必要があります。
これは間隔反復と同じ理由で「人は記憶を思い出そうとしたとき(思い出した時)に記憶が定着する」という性質があるからです。
その点オンライン英会話は、日々の英語学習で学んだ知識をフルに活用しなければならないため、単語力が飛躍的に向上します。
また、講師からのフィードバックが即時にもらえるのも良い点です。
より発展的な内容や関連語などもその場で教えてもらえるため、さらに効率的な学習が可能です。
自分1人では続かないアウトプット学習も、オンライン英会話を活用することで効率的に行うことが可能です!
オンライン英会話を使ったより詳細な学習法についてはこちらをご覧ください。
スキマ時間活用術:通勤・休憩中の5分学習
英単語を覚えるためには継続的な学習が必要不可欠です。
毎日単語に触れていればそれだけ覚えられる単語も増えますよね?
しかし忙しい社会人・学生の皆さんが毎日学習を続けるのは非常にハードルが高いのもまた事実、、
そこでまずは「毎日5分」を目標に単語学習を継続してみましょう!
アプリを使えば通勤・通学中でも継続しやすくなります!
おすすめは スタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)
です!

アプリを使って通勤・移動時間などのスキマに、リスニングもスピーキングも“ながら”で強化できることが魅力!
さらに学習管理&復習リマインダーもついているので間隔学習にもぴったりです!!
ポイントを絞った目的別コースと、実績あるプロ講師のマスター講義で無駄なく攻略できるので「単語力」だけでなく「英語力全体」を向上させることが可能です!
アプリ・単語帳などのツール活用
英語学習を継続する上で、スマホアプリの活用は非常に効果的です!
多くのアプリでは先に述べた忘却曲線に基づいた復習タイミングを自動で管理し、苦手単語を重点的に学べるため、記憶の定着率が大幅に向上します!
スマホアプリのmikanでは、1つのアプリで様々な単語帳を管理できるので非常におすすめです!
もちろん、復習時期のリマインド機能や音声付きの教材ではmikanアプリ内で再生することも可能です。
スキマ時間にサクッと学ぶことも、がっつり時間をとって学ぶこともできるので、皆さんの用途に合わせた使い方が可能です!

忙しい人もまずはアプリを使って楽しく学習を始めてみよう!
シャドーイング
単語力を上げるためにシャドーイングを行うも非常に有効です!
シャドーイングとはその名の通り影のように音声に続いて文章を読み上げる学習法の事です。
この学習法はリスニング力を向上させる目的で紹介されることが多いですが、単語力向上にも非常に役立ちます。
皆さんは小学校や中学校で国語の教科書を暗記する宿題がありませんでしたか?
その際、何度も繰り返し読んで覚えようとしたのではないでしょうか?
シャドーイングも同じで、文章を理解したうえで何度も繰り返し声に出して読む学習法のため、単語も実際の文章と一緒に覚えることができます!
リスニング力・単語力など英語力を総合的に上げることができる学習法のため、ぜひ日々の学習に取り入れてみてください!
シャドーイングについてさらに知りたい方はこちらをご覧ください。
まとめ
本記事では英単語の覚え方10選を皆さんに紹介しました!
これから英語学習を始める初心者の方を始め、上級者の方でも意外とできていない内容もあったのではないでしょうか?
10個すべてを実践するのは難しいと思いますが、まずは1つだけでも実践してより効率良い学習を行っていきましょう!
さらに、これら10個の学習法をサポートしてくれる買うべき単語帳を知りたい方はこちらも合わせてご覧ください!
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