こんにちは!heroです!
リスニングは正しい方法で勉強しないと伸びないことが多いため、点数が思うように伸びずにTOEICスコアアップを諦めてしまう人は多いです。
私自身も最初はTOEICリスニングが苦手でしたが、今では445点を取るまでに成長することができました!

本記事では、僕自身が実践してきた勉強法を交えながら効率的なリスニング学習法を紹介します!
多くの人が見逃しがちな発音から丁寧に紹介しているのでぜひ最後までご覧ください!

リスニングが苦手な人はシャドーイングを取り入れるのが成功のカギ!
TOEICリスニングの問題構成
TOEICリスニングパートはPART1~4の4つで構成されています。
リスニングセクション(約45分間・100問) 会話やナレーションを聞いて設問に解答
PART1 | 写真描写問題 6問 1枚の写真について4つの短い説明文が1度だけ放送される。説明文は印刷されていない。 4つのうち、写真を最も的確に描写しているものを選び解答用紙にマークする。 |
PART2 | 応答問題 25問 1つの質問または文章とそれに対する3つの答えがそれぞれ一度だけ放送される。 印刷はされていない。 設問に対して最もふさわしい答えを選んで解答用紙にマークする。 |
PART3 | 会話問題 39問 2人または3人の人物による会話が1度だけ放送される。印刷はされていない。会話を聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。 会話の中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問もある。 各会話には設問が3問ずつある。 |
PART4 | 説明文問題 30問 アナウンスやナレーションのようなミニトークが1度だけ放送される。印刷はされていない。 各トークを聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。 トークの中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問もある。各トークには質問が3問ずつある。 |
(【公式】テストの形式と構成|TOEIC Listening & Reading Test|【公式】TOEIC Program|IIBCより引用)
Part1とPart2は比較的簡単な問題が多く、後半になるにつれて難易度が上がります。
多くの人にとってPart3とPart4が山場で、テスト中には高い集中力が求められます。
【パート別】解答テクニック
Part1 : 写真の先読みで問題を予測しよう
Part1は1枚の写真から4つの文章が読み上げられます。
それら4つの内から写真の内容を説明している文を選び出す問題形式です。
Part1は比較的簡単な問題が多く、基本的な語彙・文法が分かっていれば満点が狙えます。
中でも狙われやすい傾向にあるのは下記のような抽象度の高い表現です!
2. be propped「もたれている」
3. be piled up「積み重なっている」
よってPART1では先に写真を見ることで問題の先読みをすることが非常に大切です。
問題が読み上げられる前に内容をある程度予測して挑むようにしましょう!
Part2 : 相手に直接的に回答を求めない「平叙文」に注意しよう!
Part2では純粋な問いかけ問題(疑問文)が多いため、最初の疑問詞が聞き取れれば正解を選びやすい傾向にあります。
一方で、高得点を狙うためには平叙文や付加疑問文などにも注意が必要になります。
疑問文 | When does the conference start? |
付加疑問文 | We’ve sent the e-mail, haven’t we? |
否定疑問文 | Don’t you know how to install the software? |
選択疑問文 | Would you prefer to receive the report by email or by post? |
提案や依頼の疑問文 | Could you mail this envelope for me? |
平叙文 | He will take this afternoon off. |

平叙文などは選択肢も聞き逃さないように集中して聞く必要があります!
Part3&4 : 設問分の先読みで正答率を上げよう!
Part3と4はPart1やPart2よりも長文の問題が出題され、オフィス・レストラン・店舗などで行われる会話がメインになります。
1つの音声に対して3つの問題が出題されるため、先に設問分を読むことで質問内容を頭に入れておきましょう!
🔠Part3でよくある質問例
特にPart4では音声がかなり長くなるため、集中力も必要になります!
普段から公式問題集等で本番と同様の練習を積んでおくことも大切です。
🔠Part4でよくある質問
目指せ満点!TOEICリスニングの効率的な学習法!
発音学習

発音記号とはよく単語帳や辞書に単語の脇に記載されている記号の事です。
それがまとめられた表がこちら↓

(引用 : 英語の発音記号45個を徹底解説!【イラスト&音声つき】 | DMM英会話ブログ)
リスニング力を向上させたい場合はまずこの発音記号の学習に取り組みましょう!
理由は正しい発音で発音できない単語は聞き取ることができないからです。
例えば以下の単語を正しい発音で発音可能でしょうか?
(いずれもアメリカ英語基準)
- coffee [ˈkɑː.fi]
- people [/ˈpiː.pəl/]
- Get it out! [/ˈɡeɾɪdaʊt/]
coffeeは「コーヒー」ではなく「カーフィー」のようにアの形で発音することが分かります。
また、peopleについても「ピーポー」ではありません。
さらに、最後のGet it outについてはゲリダウトのようにリンキングや音の変化が起こります。
このように簡単な単語でも自分が理解している発音と違うと、それを理解するのに頭のリソースが持っていかれてしまします。

なぜ聞き取れなかったのかを明確にするためにも、発音は最初に取り組もう!
発音学習についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
シャドーイング

シャドーイングもリスニング力向上には非常に効果的です。
シャドーイングとは音源の文章を(音源より少し遅れて)復唱する学習法のこと。
元々は通訳士の間で使われていた学習法であることから、効果的かつ効率的です。
TOEICにおけるシャドーイングのやり方は以下の通り。
- 内容理解
- 語彙・表現を調べる
- スクリプトを見て10回音読
- スクリプトを見て10回シャドーイングする
- スクリプトを見ないで20回シャドーイングする
多くの人は10回程度でシャドーイングをやめてしましますが、最低でも30回は行わないと身につきません。
上級者(TOEIC900点以上)であれば回数を減らしても問題ありません。
さらに詳しいシャドーイングのやり方に関してはこちらをご覧ください。
スピーキング練習を行ってみる
TOEICスコアアップに向けてスピーキングの練習をしてみるのも効果的です!
スピーキングはリスニング力・単語力・文法力など総合的な英語力を求められるため、TOEICにも非常に効果的といえます。
✨スピーキング学習のメリット
1. 瞬発力が鍛えられることで、リスニング力も飛躍的に向上する
2. 英語脳が鍛えられることで、リーディングのスピードも上がる
3. 語彙力(特に口語的表現)がアップする
TOEICでもチャットに関する問題で口語的な表現が使われることも少なくありません。

私もスピーキング練習を始めてTOEICの点数が自然と上がりました!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回紹介したリスニングの勉強法をまとめると
- 発音記号を学ぶ
- シャドーイングを行う
- スピーキング練習をしてみる。
特に最初の発音については多くの英語学習者が行いません。
しかし、スピーキングだけでなくリスニングでも発音は非常に大切です。
この3つのポイントを押さえてリスニングの学習を行いましょう!
TOEIC初心者の方で、何から始めていいか分からない人はこちらをご覧ください。
理系出身サラリーマン。
TOEIC 820点、IELTS 6.0取得。オンライン英会話受講時間100時間以上。
海外留学経験なし。
TOEICや英会話に関する情報を中心に皆さんの英語学習に役立つ情報を発信しています!
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